vol.2 世界陸上競技選手権大会(ロンドン)報告

常友 綾二     -Ryoji Tsunetomo-

福岡大学スポーツ科学部スポーツ科学科卒業

日本鍼灸理療専門学校 2009年卒業

株式会社リニアート所属

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師

(公財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー

 

●活動実績●

2014年 第17回仁川アジア競技大会(陸上競技)

2015年 第15回世界陸上競技選手権大会(北京)

2016年 第31回リオデジャネイロオリンピック競技大会(陸上競技)

2017年 第16回世界陸上競技選手権大会(ロンドン)

 

activity report

過去、各大会では、選手のコンディショニングの把握が課題となっていました。

今大会では新しい試みにチャレンジし、それぞれの仕事に対して集中できる環境を整えることができ、良い成果を感じました。

陸上競技での代表選手は、日本選手権での結果や対象の大会で結果を残した選手が選出されます。初代表を勝ち取った選手、何度も選ばれている選手、若い選手、ベテラン選手と様々ですが、私たちメディカルスタッフは全員とコミュニケーションを取り、情報を収集し、選手のコンディションを整え、スタッフと情報を共有する必要があります。体のコンディショニングは当然ですが、選手の精神状態を感じ、良い距離感を保つ。また、選手をはじめ、全ての方に感謝し、リスペクトするよう常に心掛けています。

ロンドン世界陸上競技選手権大会でのメダルは男子4×100mRで銅メダル、男子50km競歩で銀メダルと銅メダル、入賞は男子200mと男子50km競歩での2種目の成果を挙げることができました。

この成果だけでなく、選出された選手全員がスタートラインに立つことができたことはメディカルスタッフとして誇りに思います。

期間中、「良かったこと」「改善が必要であったこと」が毎日繰り返される中、仲間が傍で共に戦ってくれていたからこそ、乗り越えることができた大会であったと思っています。

また、今大会、陸上界に携われている方々の力なくしてロンドン世界陸上競技選手権大会は戦えなかったと思っております。皆様に支えていただき、心より感謝しております。今後の陸上界に対して少しでも力になれるよう日々、精進していきたいと思っております。