日本柔道整復専門学校を卒業され、現在、海外で活躍するトレーナーの玉川主也 先生にお伺いしました。
現在は、シンガポールリーグに所属するプロサッカーチーム“アルビレックス新潟シンガポール”で、選手のケアやコンディショニング等を担当。アスレティックトレーナーとして活躍されています。
入学する前に、医療人を目指そうと思われた理由は?
学生時代にサッカーをしていましたが、ケガが多く、いつもトレーナーの方や整形外科等で治療やリハビリを受けていました。そのおかげでサッカーを楽しむことができました。
「なぜ自分はこんなに怪我をするのか…」といつも疑問に思っていて。
その時、自分のように怪我をしてしまった人をサポートし、より多くの人にスポーツを楽しんでもらいたいと思ったことがきっかけです。
現在のお仕事の内容を教えてください。
アルビレックス新潟シンガポールは、海外の日本人プロスポーツチームとして世界で唯一の存在です。チームは日本人だけで構成されていますが、日本では体験できない暑さや生活環境など、選手にとっては難しいことがほとんどで…
チームでは、テーピングやドリンクの準備、練習のサポート、試合ではベンチに入り緊急時の対応など、その他にも様々なことを経験させていただいています。
今のお仕事のやりがいは何ですか?
チームは若い選手が多いので、こちらからパフォーマンスをあげるため、また事前に怪我を防ぐために、自分の身体と向き合うことを促しています。
その中でチームが勝利した時や、選手と一緒に成長できたと感じる時は、どんな小さなことでも喜びと同時にやりがいを感じます。
海外で、自分が目指していたトレーナーという仕事に関れていることにとても感謝しています。
花田学園の学びのなかから、今もっとも役に立っていることは何ですか?
花田学園では、医療人として必要な基礎や知識を学びました。
人の身体を触るのに、適当なことは出来ません。
適切に処置を行うには、十分な知識と経験が大事だと思っています。実際の現場でご活躍されているトレーナーの方や先生方の貴重なお話を聞くことが出来たことが今生かされていると感じています。
座学も実技も私にとって、とても役に立つことばかりでした。
最後に…これから医療人を目指す方々へメッセージを!!
偉そうなことはいえませんが…。今の自分に満足をしない向上心が必要だと感じています。向上心があれば、様々なことにチャレンジをすることが出来ます。
常に勉強といわれる医療人として、満足してしまえばそれ以上成長することは出来ません。
勉強や仕事は大変なことが多いと思いますが、皆さんを必要としている方が大勢いますので、是非頑張ってください!!
プロフィール
玉川 主也(たまがわ かずや)
平成23年3月 国士舘大学卒業
平成26年3月 日本柔道整復専門学校 卒業
平成27年3月 アスレティックトレーナー専攻科 修了
柔道整復師・(公財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー